【地球温暖化の影響?】ロシア・シベリアの大きな穴は何が原因?

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自然環境日記

2017年6月にロシアシベリア北西部のヤマル半島の遊牧民が発見した大きな穴
突如として現れた大きな穴は遊牧民の通報により爆発音と共に煙が立ち上がるのを見たと通報されたようです
何が原因でこのような大きな音で穴が形成されてしまったのでしょうか?

穴の形成はどこで起きた?

ロシア・シベリア北西部のヤマル半島という場所でこの大きな穴は形成されました
サイズは直径7m深さ20m近くの穴が発見されました

しかし、これまでに穴は17個以上発見されており、これらの穴は泥炭水で満たされていることが多いことから地元の人たちからは「黒い穴(ブラックホール)」と呼ばれています

この超巨大な謎の穴はいったい何で出来たのか
また何が原因で大きな穴を形成したのか全く不明でこれまでに様々な議論と説が唱えられてきました

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泥炭水とは?

泥炭水とは、泥炭地帯で採取される水のことで、特有の性質を持っています。泥炭とは、湿地帯で蓄積した植物の遺骸が半分腐植化した物質のことを言い、これが長い年月をかけて厚い層をなします
この泥炭層を通過する際、水は特有の成分を吸収し、その結果として泥炭水が形成されます

特徴

  1. : 泥炭水はその成分から、通常、褐色や黒色の色をしています。この色は有機物や鉄分などが溶け込んでいるためです
  2. pH値: 泥炭水は酸性が強いことが多く、pH値は4〜6程度になることが一般的です。これは泥炭中の有機酸が溶け出しているためです
  3. 成分: 泥炭水にはヒューミン酸をはじめとする多くの有機酸が含まれています。また、鉄、マンガン、硫黄などのミネラル分も含まれていることがあります

影響

  • 生態系への影響: 泥炭水が流入する水域は、その酸性と特有の成分のために独特の生態系を形成します。酸性度が高いため、特定の生物しか生息できない場合があります
  • 水質処理への影響: 泥炭水はその色や酸性度のため、水道水として利用する場合には適切な処理が必要です。特に、色を取り除くための処理やpH調整が必要になります

利用

泥炭水の利用は限られていますが、特定の産業での利用や、特性を活かした環境保全に利用されることもあります。例えば、泥炭水を含む湿地は、炭素を貯蔵する役割を果たし、地球温暖化の緩和に貢献すると考えられています。

最新の研究によると…

最新の研究によるとこの穴の正体は北極圏の気温上昇によってもろくなった凍土の表層から古代の天然ガス溜まりのガスが噴出したことで生じる穴だとする説を提唱しています
つまり北極圏の温度が深く関与しているとされています

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氷の融解だけでは語れないヤマルとギダン半島の穴の成因

氷が溶ける現象は、自然界で起こる数多くの変化の一つですが、ロシアの遥か北部にある西シベリアのヤマル半島とギダン半島に突如として現れる巨大な穴の謎について、これまでの理解を大きく超える新たな研究成果が発表されました。

長年にわたり、科学者たちはこれらの穴が形成される原因として、地面に蓄積された氷が融解するプロセスを指摘してきました。しかしこの説明だけでは、なぜこの現象が特定の地域、すなわちヤマル半島とギダン半島に限定されるのか、その理由を完全には解明できていませんでした。

この問いに対する答えを求めて、ノルウェー・オスロ大学の環境地球科学部教授、ヘルゲ・ヘレバン氏を中心とする研究チームが新たな研究を行いました。彼らの研究は、これらの地域の地史、つまり長い時間をかけて形成された地質や地形の歴史を詳細に分析することで、従来の説をさらに深めるものです。

ヘレバン教授らの研究によると、ヤマル半島とギダン半島における穴の形成は、氷の融解だけでなく、これらの地域特有の地史的要因が複雑に絡み合うことで起こっていることが明らかになりました。これには、過去の気候変動、地質学的活動、さらには永久凍土の特性など、多岐にわたる要素が含まれます。

この発見は、シベリアの極北に位置するこれらの半島で見られる自然現象を理解する上で大きな突破口となります。また、地球温暖化による永久凍土の融解が進む中で、これらの穴がどのように形成され、どのような影響を及ぼす可能性があるのかを探る上で、重要な手がかりを示しています

この研究は、現象の解明に留まらず、地球の複雑なシステムとその変化に対する私たちの理解を深めることが出来、地球上の極端な環境下で起こる自然現象を通じて地球という惑星の過去、現在、そして未来について、より豊かな知識を得ることができると考えられています

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天然の高温ガスが眠っている?

ヤマル・ギダン両半島で見つかるクレーターの形成には、いくつかの興味深い地質学的および気候変動の要因が組み合わさっています。この地域は、地球上で最も古い部類に属する大陸地殻の上に位置しており、その下には高温の天然ガスが存在しています。これらのガスは地表近くまで上昇し、地下で蓄積されることにより、地表の凍土を弱くしています

かつてこの地域には小さな湖が点在しており、湖底にはメタンガスやガスハイドレート(水分子の中にガスが閉じ込められた固体状態)が蓄積していました。湖が干上がると、その底にできた最上層の凍土がガスを封じ込める蓋のような役割を果たしていました。しかし、地球温暖化による気温の上昇がこの「蓋」を脆くし、結果的に突然のガス噴出と爆発が起こり、地表にクレーターが形成されることになりました。

この現象が過去10年ほどの間に特に目立つようになったのは、シベリア地域で平均気温が上昇しているからです。気温の上昇は、凍土の融解を加速させ、ガスが閉じ込められた「蓋」が破裂しやすくなる条件を作り出しています。これにより、クレーターの形成がより一般的な現象となっているとされています

地質について詳しく学びたい方はこちらの書籍がおススメです
入門者向けの書籍でイラストや画像で分かりやすく解説されているので今回のこのニュースから興味を持たれた方はおススメです!

 

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