皆さんこんにちは!
熱帯魚の中には水質をブラックウォーターにしないと繁殖できない種や調子を崩すようなことが起こります
そんな時はやはり住んでいる環境に近づけてあげるのが一番です
注意したい点は熱帯魚だからといって絶対にブラックウォーターが良いということはない点です
飼育している熱帯魚がどこの原産のお魚でどんな環境に住んでいるのかを理解することは熱帯魚を飼育する上で極めて重要な点です
そもそもブラックウォーターとは
ブラックウォーター(黒水)とは、特定の種類の自然環境に特有の水質を指す言葉です。主に熱帯雨林や湿地、沼地などの特定の地域で見られます。この記事では、その特徴や生息する生物、そして熱帯魚愛好家が再現しようとする理由について詳しく探ります。
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ブラックウォーターの特徴
ブラックウォーターは、文字通り「黒い水」を指します。しかし、実際には完全に黒くはなく、茶色っぽい、または金色がかった透明な水色をしています。これは、落葉や枯れ木などの有機物が分解されて水中に溶け込み、特有の色調を生み出すためです。
よくアマゾンなんかの映像を見ているとまっ茶色で「汚いなー」なんていう人がいますが、日本のまっ茶色の水とは少し訳が違います
日本でのまっ茶色は生活排水や工場排水などで汚いイメージですね
しかし、ブラックウォーターは、非常に軟らかく、酸性のpH値(一般的に4〜6)を持ち、溶解酸素含有量は高いです。また、養分(窒素、リン酸など)の含有量は非常に低いのが特徴です。
ブラックウォーター環境の生物
ブラックウォーター環境は、一部の生物にとっては理想的な住みかとなります。熱帯魚の中には、酸性で軟らかい水質を好む種類が多く存在します。これにはネオンテトラ、カージナルテトラ、ラスボラ、多くの種類のシクリッド、そして多くのベタ(シャムインコ)などが含まれます。
これらの魚たちは自然界のブラックウォーター環境で進化してきたため、そのような条件下で最も良好に成長し、繁殖します。
また、色鮮やかな姿を見せてくれます!
ブラックウォーターの人工再現
熱帯魚愛好家の中には、特定の種類の熱帯魚を飼うために、その魚が自然に生息する環境を再現しようとする人々がいます。ブラックウォーター環境を再現するためには、特定の魚種に適した水質を作ります
通常、ピートモスやアーモンドリーフ、そして枯れ木などの有機物を水槽に加えます。
これらの素材は、水にタンニンと呼ばれる天然の化合物を放出し、ブラックウォーター独特の色調と酸性のpHを作り出します。
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手っ取り早く安全にブラックウォーターを作るには
手っ取り早くかつ安全にブラックウォーターを作るためには、とりあえず底砂を変えましょう
底砂は様々な種類が販売されていますよね
例えば、大磯砂やソイル、砂利、砂…
挙げればきりがないほどありますが、その中でもブラックウォーターに近づけたいのであればソイルが一番底砂であれば適していると言えます
なぜソイルが良いかというと、ソイルは水質を酸性に傾ける効果があります
もちろん製品によっては傾かない場合もありますのでパッケージで確認するかこちらを確認ください
ブラックウォーターに変える水質調整剤を使用する
もっとも簡単にコストも抑えられる方法として水質調整剤を使用する方法があります
これが一番早くて簡単かと思います
それにマジックリーフやアーモンドリーフは短期的であればコスト面は問題ありませんが、長期で使用するとなるとコスト面の問題が出てくるかと思います
そのためコスト面で見ても水質調整剤を使用する方が安価であると思います
また、煮沸処理してある場合でも変な虫が湧くと厄介です
変な虫が好きな方はおススメですが私は結構好きですが…
大抵の人は訳の分からない虫は嫌いだと思うので安全に飼育するのであれば調整剤を使用しましょう!!
まとめ
ブラックウォーターは、特定の生物の生息環境を表す独特の水質です。酸性で軟らかいこの水質は、特定の熱帯魚にとって最適な環境を提供します。愛好家たちは、この特別な環境を人工的に再現し、飼育する魚たちに自然に近い生息条件を提供します。その結果、魚たちはより健康的に成長し、飼い主は自然界の一部を自宅で楽しむことができます。